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コンサルティング事例

機械部品製造加工会社G社の場合

機械部品製造加工を行っているG社は、材料の高騰を見越して、材料販売会社から大量の鉄関係材料を仕入れたところ、材料販売会社の経理部がやってきて、おたくの決算書を2期分見せていただきたい、と申し出をされた。

社長はどうぞ、と言って2期分の決算書ファイルを提示したところ、それを見た相手は、当方の決算書よりずっと質も良いしデータ量も多くてすごい決算書だ、と感心してさっさとお帰りになったそうです。

後で社長は、八木会計の決算書ってそんなにすごいとは知らなんだ。いつもきっちりしてくれてはるなあ、くらいにしか思っていなかったけど、八木さんとこってすごいんやな!としみじみ語ってくださいました。

大手広告代理店小会社B社の場合

大手広告代理会社の下請けをしているB社はその親会社の資本が入っていますので、毎月財務諸表を提出しなければなりません。B社以外の下請け企業も同じように提出依頼をされているそうですが、親会社の専務から、八木会計からの報告は依頼してすぐにメールで送られてくる。しかも分かりやすいしキャッシュフローや資金繰りに関する資料まで整っているので感謝しています、とおっしゃっていただき、B社の決算報告会もその親会社で開催しています。

会長や社長からも、他の下請け企業もチャンスがあれば八木会計に見てもらうようにして欲しいです、とおっしゃっていただきました。

運送会社T社の場合

業歴60年以上になる運送会社T社は、10数年前に紹介いただいて、関与させていただきました。

当時T社は倒産寸前の状態で、決算書を拝見させていただいたところ、ものすごい粉飾が行われておりました。私は社長・専務・常務の反対を押し切り、社長に粉飾をこの決算で止めてもらうことにしました。そうしますと、当然その期の決算数値は○千万というとてつもない赤字となり、債務超過になりました。

当然メインバンクを含む金融機関は手を引き出しました。しかし、経営計画ではすさまじい経費のリストラを図り、確実に黒字になっていきましたので、その実態が粉飾を止めたことによって正確に把握出来るようになったこと、再建計画予算と実際の損益との比較が正確に行えるようになったことを、毎月毎月一年間T社長とお付き合いしていただいている金融機関にその月次財務諸表を持って説明に通いました。そうしているうちに、金融機関も信じて応援してくれるところが出てまいりまして、見事に再建計画はほぼ計画通りに実行されました。

最初あれだけ反対していた親族役員も信用してくださり、感謝していただいております。応援してくれた金融機関さんは、黒字決算が確定した時、当行のモデルにしたいとおっしゃっていただきました。

関与先D社の場合

ある政治系の団体に申告依頼をされていたD社は、税務署に徹底的に調査を行われ、かなりの修正を余儀なくされました。

そこで初めて不信感を抱き、八木会計が関与させていただくことになったのですが、その修正内容を見てびっくりいたしました。全くでたらめな申告をされていたのです。しかし、D社長もそのことを全く知らなかったことにもびっくりいたしました。その内容を事細かに説明し、以後は毎月決算を行うので社長も真剣に数字を見て、今どうなっているのか、今後どうすれば良いのかを私達と共に考えてください、と言った私の言葉を信用してくださり、それから数年経ってまた税務調査が行われました。

今度は資料も完璧に保管されていましたし、漏れも全くありませんでしたので、税務署も感心して、今後もよろしくお願いします、と言ってお帰りになりました。

社長も奥様も経理をされている方からも、もっと早く出会っていればよかったと、本当に喜んでいただきました。その調査後はD社も税理士法33条の2の書面添付を行っています。

鉄線製造会社N社の場合

鉄線の製造を行っているN社は社員約50名を抱える、その業界ではとても頑張っている優良企業です。しかし紹介をしていただいた時、信じられないくらいテキトー税理士さんが関与されていて、帳簿も税金納付についてもメチャクチャでした。

過去税務調査になった時も、かなり追徴されたとか。

私が関与して2年目に、税理士法33条の2の書面添付を行いました。そうしたところ税務署から電話が入り、意見聴取したい、とのことでした。署からの質問に対し、必要書類の提出と共に、十分な説明を行ったところ、調査は無しにします、とおっしゃっていただきました。N社長と奥様と経理部にはとても喜んでいただきました。

N社は銀行にも本当にいいようにされておりましたので、都銀と地銀を紹介させていただき、金融機関とのお付き合いもバランスをとっていただくようにしましたので、そのことも当時はとても喜んでいただきました。

昨年8年ぶりに税務調査がありましたが、修正額はありませんでした。

これからの課題は事業承継です。これは会社の命運にかかる大事なので、社長と真剣に話し合っていきたいと考えています。

大手ハウスメーカー下請け戸建て内装会社Kの場合

K社は家族経営の小さな戸建て内装会社ですが、仕事は素晴らしいとのことで、売上先のハウスメーカーが離さないという腕前です。

そのK社は約7年前に珍しく事務所HPを見て訪ねて来られました。

内容を聞いて本当に驚きました。当期申告分を含めて3年間無申告だったのです。

税理士2人に愛想を尽かされ、八木会計に辿り着いたようでした。

私は社長に厳しい条件を叩きつけ、一つでも約束を違えたら契約を解除する。と言いました。しかし私も言った以上この会社を更生させなければなりません。まず所轄税務署に行って私が必ず申告し、納税まで責任を持ちます。と約束し、納税も猶予の換価制度を申請して2年かかって納税させました。ただ前に立ち塞がったのが金融機関からの信頼です。無申告だったことと納税が完了していないということで、全ての融資が不可能でした。何度も何度も、先生もう無理です。と諦めかけた社長を励まして、私が絶対に道を開くから、諦めてはダメだ!こう言い続けて4年、ついに融資をしていただける話をある金融機関からいただきました。社長は何故もっと早く先生と出会っていなかったんだろう。と言いましたが、5年前の社長にそんな考えありましたか?

ここまで追い詰められて初めて本気になったんでしょ。ようやく普通の会社になったんだから、これから優良な会社になれるように頑張ってください。

今はK社の社長とこの時期のことを思い出しては笑っています。